FRUITS LIFE

フルーツライフ株式会社

いよいよ始まる有機果物
いよいよ始まる有機果物

有機JAS認定工場

いよいよ始まる有機果物

全社を挙げて取り組んできた「有機JAS認証書」が⼯場に届きました。
1999年、JAS法(⽇本農林規格等に関する法律)の中に新たに有機⾷品検査認証制度が加えられ、
有機農産物の規格が法律で定められることになりました。
これにより、消費者は安⼼して有機作物を購⼊することができるようになりました。
フルーツライフは有機JAS認定⼯場となったことで、有機果物を⼯場内で保管・加⼯・格付・包装し、
有機JASマークを貼付して出荷することが可能となりました。
国内に多くの有機JAS認定⼯場がありますが、⽶やお茶の⼯場が多く、
果物に特化した有機JAS認定⼯場はほんの僅かしかありません。

有機JAS認定⼯場にできること
有機JAS認定⼯場は法律に基づき、①有機作物を⼩分けし有機作物であることを格付けします。②⼩分けしたものに有機JASマークを貼付します。 
フルーツライフでは、有機・⾮有機を厳格に区分け管理し、殺菌・洗浄・カット・個包装・有機JASマークを貼付して有機果物を製造します。これまで、有機果物を丸ごと⼀個でしか提供できなかった学校給⾷やホテルのビュッフェで、1/4などの適した⼤きさにカットした有機果物を提供することが可能になりました。 
緑の⾷料システム法の成⽴ 
2021年9⽉に開催された国連⾷料システムサミットで、農林⽔産業の持続可能性⽬標が⽰されました。EUは2030年までに化学農薬の半減と、有機農業⾯積を25%とする数値⽬標を設定しました。⽇本では、2022年5⽉にみどりの⾷料システム法が成⽴しました。
フードサプライチェーンは、全温室効果ガスの1/3を排出し、⽣産される⾷品の1/3を廃棄しています。こうした⾷料システムの環境負担を少なくし、持続可能な⾷料システムを確⽴するソリューションが有機農業です。 
環境問題を農業から考える 
⼟壌の劣化が急速に進んでいます。国連の発表によると過去45年間で耕作地の40%が消失し、毎年1,000万haの耕作地が失われています。
⽔が枯渇しています。地球の70%は⽔で覆われています。その内の98%は海⽔で、残りわずか2%が淡⽔、さらに淡⽔の内70%は南極⼤陸の氷です。実際に耕作に使うことのできる⽔は本当にわずかなものです。しかし、過度な農地灌漑の末、世界中で⽔源は失われています。アラル海は消失し、古代⽂明の始まりの時から⽔を湛えていた⻑江は⼲上がってしまいました。
環境に配慮した農業
国連環境計画/UNEPは、耕作地消失の原因は農業にあるとしています。安価な作物を⽣産するために、⼤量の化学肥料・殺⾍剤・エネルギー・⽔を使⽤し、農地が⾃然に回復する⼒を失わせているためです。今、農業を変えていかなければ⾷の未来、⼈の未来、地球の未来はありません。
拡⼤する世界の有機農業
2020年現在、有機農業⾯積は7,150万ha、有機農産物の市場規模は⽶欧中豪を中⼼に1,000億ドルを超えました。EUは2030年までに有機農業⾯積を25%とする数値⽬標を掲げています。⽇本もいずれ有機農業と有機市場を視野にいれざるを得なくなってきます。そして、⽇本国内で⼀番最初に有機需要が拡⼤するマーケットが学校給⾷です。
学校給⾷の有機⾷材使⽤の流れ
千葉県いすみ市は、2015年に「いすみ多様性戦略」を策定し、市をあげて有機稲作に取り組み始めました。2年後の2017年には全ての⼩中学校の給⾷を有機⽶に切り替え、2018年には野菜に拡⼤し、給⾷に使⽤する野菜の2割を有機野菜にしました。また、名古屋市では保護者が市に働きかけ、2021年に政令市として初めてオーガニックバナナを14万⼈の⼦供たちに提供しました。保護者には成⻑期の⼦どもに安全で美味しいものを⾷べさせたい思いがあります。オーガニック給⾷の⾼まりは、こうした保護者を始めとする市⺠の声に⾏政が応えたものです。
進む環境教育、
⼦どもたちに⾝近なSDGs
今学校では環境教育が盛んに⾏われています。⼦どもたちはSDGsを暮らしの中のこととして理解しています。学校給⾷の役割は、⼦どもたちに必要な栄養を提供するとともに、⾷を通じて学ぶ⽬的があります。皆んなで⼀緒に⾷べる給⾷の時間に、環境学習の機会があることは⾷育の実践そのものです。
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